1月27日(土)
TOPリーグ第2節
【会場】J-FREE PARK
【結果】
ラドソン滋賀 2-6 MIO2ND
立ち上がりは良かった。しかしまだこんな幼稚な崩れ方をするのか、と…
後半に負傷退場するまで奮闘していたGKの事を思うと悲しい気持ちになった。
自分達で負けを確定させていく、何より成長の時計を止めてしまうような非常に残念な内容の試合になってしまった。
試合後に選手達に「上手くいかない時に投げやりになって成長を止めるなら、目先の結果だけを求めてリスクを減らすサッカーでもしようか?」と問うた。
試合中にやりたい事だけで成長できるなら簡単。でも成長するための濃さやプレー頻度は試合の中で全員で泥臭く粘り強く勝ち取らなければ手に入らないものだ。そのしんどさは「もれなくセットでついてきますよ」と。
現状の技術や能力、個人戦術のレベルで考えれば8対2くらいの割合でしんどい事が多いはず。
成長すれば徐々にその比率が良くはなるし成長を実感できるようにはなる。それでもイーブンまではなかなかいかないのがこの競技ではないだろうか。
8対2の8割を前向きに全員でトライしていくのか、人任せになったり逃げ出すのか、で成長スピードは大きく変わる。
その日の試合後に落ち着いてからの選手達の答えは「ブレずに挑戦したい」というものだった。
では頑張ろう、と。俺たちも成長最優先で腹を括るから君達もブレるなと伝えた。
「巧く」だけ、はなれない。「強く」ならなければ巧くはなれない。
翌日の練習試合から切り替えて…いければ簡単な昭和の青春ドラマだがなかなか元気はなかった。それでも火曜日からは少しずつ雰囲気も上がり週末の第3節に向けて積み上げていく事が出来た。現段階では日々コツコツとベースアップしていくメニューばかりなのでやっている事は継続、但し取り組む意識や何より「明るさ」は大切だ。
2月3日(土)
TOPリーグ第3節
【会場】希望ヶ丘球技場
【結果】
ラドソン滋賀 2-2 京都サンガSETA
悪い負け方からリバウンドして強い意志で再び挑戦する大切な試合。相手は新人戦で見ていてとても対戦したかったチーム。
心身ともに最高のコンディションで対戦させてあげたい、と思っていたが…
週半ばから当日朝まで体調を崩す選手が多く、休みの連絡を受けるたびに「マジか…」と思ったが。育成年代のチームのピンチは、選手の大きなチャンスでもある。
それも含めて総合力。これが年間リーグの持つ大きな意味。
集まったメンバーで「しんどい事がほとんどの試合になるけど腹を括ってやり抜こう」と伝えた。気持ちの入った顔をしている選手の顔を見て自分も力が湧いてきた。
はっきりとした逆境は素晴らしいスパイスだ。
やはりやりたい事、心地よい事は1割くらいで9割が我慢だったと思う。
そんな中で先制し、後半逆転され、終了間際に同点に追いついた。
何というか…非常に下手なんだけど。先週の君達よりも随分とカッコよかったな。
心の成長、大切な一歩があった。
投げ出さなければ試合終了のホイッスルはいつだって清々しい。
勝ち負け以上に成長の手応えは大切。この日の選手達はそれを足掻いてもがいて手に入れた。大きな意味を持つ勝点1だ。
来週末も2月10日(土)、12日(月祝)とリーグは続く。
そして何より2部リーグも開幕(2月10日)する。
U15もNSL(2月10日)がある。目を覚ましてしっかり成長に繋げてくれ。
とにかく全員。コンディション爆上げでよろしく。