高円宮杯U15滋賀トップリーグ第1節
【日時】2024年1月20日(土)11:30キックオフ
【会場】水口スポーツの森・人工芝
【結果】ラドソン 4-2 レイジェンド滋賀
2024年度の高円宮杯U15リーグが開幕。
「開幕戦は良い部分が3割出ればいい方で、思い通りにいかない事が7割くらいで普通。
良くない時間帯にも粘り強く。公式戦を楽しんでくれ」と伝えて送り出した。
前半17分・28分・34分と得点。失点0で折り返したかったが終了間際に失点。
ハーフタイムに選手達が話している感じでは良い手応えは感じているようで「後半もしっかり攻撃して追加点を取りに行こう」と。
公式戦は特に日常が滲み出る。練習の中で方向性や勝ちに行く気持ちを精一杯伝えてトレーニングを続けている。だから紅白戦や練習試合よりもスタッフが出来る事は少ない。公式戦ではただただ観察し心底応援している。
付け焼刃でテコ入れ出来る事なんてほとんどない。選手が気付いたことを自分達で解決しようとするのが望ましい。いつでも勝って気持ちよく笑って帰りたいが、勝たせようとすればするほど結局成長は遠回りになる。
後半の立ち上がりにFKから失点し3-2、1点差。
ここでムードが悪くならなかったのがこの試合での最大の収穫。
CKからDFリーダーの得点で4-2、再び2点差リード。
良い雰囲気だからこそ生まれたこの得点は大きかった。
そのままのスコアで試合終了。
選手一人一人がもし自己採点すればみんな100点満点中50点ほどだったのではないだろうか。でも今はそれくらいがいい。
チームとして試合内容的にも結果に大きな影響を与える時間帯に失点をした。
これも意識を変えていくためには良い経験だ。
育成年代の公式戦ではこういう思い通りにならない事に向き合って、その試合の中でどう足掻いたか、が糧になる。
これから毎週、公式戦は続く。2月には2部リーグもスタートする。
どちらのリーグもU14/13の彼等には成長しながらチャンスを掴み取っていく絶妙な高さのハードル、挑戦の場になる。
ポジティブで負けず嫌いな人には無限の工夫が隠されているこの競技を、精一杯楽しんで成長してほしい。