ラドソン滋賀ジュニアユース | ladcao shiga

ラドソン滋賀は、滋賀県甲賀市を拠点に活動している中学生年代のサッカーチームです。

 
 

クラブユース新人戦 準決勝

12月4日

クラブユース新人戦 準決勝

【会場】ビッグレイク

【結果】 vs MIO滋賀 1-3

 

会場に到着後まずは準決勝の1試合目、サンガ瀬田 vs SAGAWAを観戦していた。

両チームとも強度の高い試合を70分+延長戦20分+PK戦までやり切っていた。

この時期にこれほどDFライン+GKに守備のプライドが感じられる試合は少ない。

勝負の時間帯に素晴らしいブロックをしたCBが吠えていたが「そうやんな。そうでなくっちゃ」と嬉しくなった。

ラドソンはまだまだだなぁと感じたし、同じような戦い方では現時点では勝てないだろうなと正直感じた。

 

さてこの日のラドソンの対戦相手はMIO滋賀。関西リーグを主戦場にするチームなので公式戦で対戦する機会は少ない。だからとても楽しみにしていた試合。

相手には大声援を送る応援団もいてとてもワクワクする雰囲気だった。

試合前に「アウェーだと思おう。嫌われて嫌われて帰ろう」と選手を送り出した。

 

ラッキーな形で先制点を奪った。相手のミスからの得点だが準備の悪い選手ではこういう反応やこういう得点が決められない。褒めてやりたい1点だ。

リードした時間を引き延ばせれば良かったが相手の攻撃の迫力に押されて、後手に回った対応でPKを取られて失点。自分もCBをしていた時期があるから思うのだが、やっぱり敵のFWと戦うにはそれをワクワクとした気持ちで自ら望んで挑まないと遅れてしまう。良い経験だ。次に面白いFWとマッチアップする時にはそれを喜んでほしい。

 

敵のチーム名やマッチアップする相手への過大評価はDFには禁物だ。リスペクト=受け身、になっては絶対に守れない。冷静さは最も大切だがギリギリの局面では本能で動ける状態にならないと良いFWとは勝負できない。

ビルドアップに必要な度胸も同じだ。「狙われている」と思っているだけではやがて見えない敵に怯えて負ける。

 

自分なりの、そして自分達の能力と向き合って攻撃的な守備を創り出していこう。これは全ポジションの選手がそれを理解し本気で挑戦しなければ創り出せないものだ。

それには方法論を超越する自主性とコミュニケーション能力、そして何より情熱が必要になる。

チームとしてはこの部分が現段階での大きな課題でありテーマだと思う。

 

前半の終了間際に2失点目で1-2。この失点が実に大きかった。

 

後半も我慢の時間が多く守備を鍛えられている状態が続いたがスコアは1点差なのでサッカーとしてはスコア的にまだまだ面白い状態だった。

 

次の1点にだけこだわって足掻けるだけ足掻いてほしいと思っていた。

正直、この日もベンチ入りが少人数の自分達には延長戦で有利になるものは何も無いが「1点」のために足掻く経験は価値が高い。数は少ないが何度か小さなチャンスもあった。

 

残り5分頃かな。追加点を奪われて1-3。

 

この試合での3失点は全て強いチャレンジを感じない受け身のプレーからの失点だった。それはどこが相手だろうと悔いが残るよな。

 

上を目指すならプレッシャーが無くなる事はない。それに踏みつぶされそうなら跳ね飛ばせ。

 

場数は用意する。経験を積んでゆっくりでいいから逞しくなれ!