*写真はU13。22名の新しい仲間達です。よろしくお願いします!
随分長く更新していなくて…
22名の3年生が卒団しそれぞれの道に進んだ。
3月の最後までしっかりとトレーニングし、次のステージへの準備を多くの選手が継続した。個々の技術を見直してベースを磨き続けるという部分では本当にコツコツと取り組んだ選手が多かった。
高校でもそれは自主的に磨き続けてほしい。
良い時も、上手くいかない時も、信じて踏ん張れる土台は日々磨いてきたものだと思う。新しい環境になじむのも大変だが、少しでも自分と向き合う一人の時間は大切に。
新しいカテゴリーへ飛び出していった君達を、これからは共に歩いた仲間として純粋に応援していきたい。
春休みには新チームの全選手をたくさん観察し指導する時間が持てた。
個々の現在地を焼き付けて、近い未来や少し遠い未来の成長イメージはある程度持つ事が出来た。それを軽く越えて驚かせてほしいな、と思っている。
怪我をして治療中の選手も元気に復帰してくるのを心待ちにしている。
新U15/U14は1月から2022年度のリーグ戦前期を消化。
トップリーグ、2部リーグともに前期は負けに負け続けた。
勝っても負けても止まらない毎週末のリーグ戦は、負けの「わんこそば」状態だった。
もう、えずいとんねんっ!と涙目になっても次々ポンポン…がリーグ戦。
後期は勝ってサラッと「おかわり」もしたいね。
どちらのリーグもメンバーが良くないと思ったことは一度もない。何ならなかなか個性的で面白い選手がたくさんいる。
そこはスタッフも全員ネガティブになったことは無い。
どんな負け試合でもその個性をチラチラ見ることが出来た。
なんでチラチラ小出しやねん、とは正直思っているが(笑)
俺たちはいつでもポジティブだし、勝ち負けくらい屁でもない。
この数年間、そういうネジはぶっ飛んでいて持ち合わせていない。
そういうクラブなんだ。
選手もカテゴリーの昇降格や残留、なんてスリルを楽しむ程度でいい。
正直そんな枠はどうでもいい事だし、良い刺激だけ採用。暗い刺激は不採用だ。
薄めてぼかして自分と向き合わない試合時間や1点の軽さは成長から遠のくから、勝敗や昇降格をスパイスとして煽ってみたり、時に度外視したりするけど…
ぶっちゃければ「全員が全てを出し切って工夫し続けるサッカーの試合は最高に面白い」という事を感じてくれればそれでいい。
君はここまでの公式戦で全力自己新記録を感じる事が出来たか?
もしYESと即答できないなら、まだ本当の楽しさを知らない事になる。
それはとてももったいない事だ。
自分なりに頑張っていなくもない、自分は頑張っている…そんな「敵味方を含めて自分以外」が省かれているしょぼい基準ではサッカーは楽しめないから捨ててしまいなさい。
巻き込み巻き込まれてこその熱狂がサッカーにはある。
本当に成長しながら勝てた時の選手達のいい笑顔は見たいと心底思っている。
だから彼らの伸びしろの濃度を上げる、煮詰める馬力だけは絶対に負けたくない。
近道を通ってスカスカになるくらいならのんびり遠回りする。
成長には個々の段階はあるが遅刻はない。
好きなら成長は止まらない。
一選手として競技力は間違いなく上がっている人が多くいる。
あとは表現するエネルギーが充実すれば必ずグンと伸びる。何が何でも自己表現する、何度でも何度でもプライドを持って表現する、チーム全てを巻き込んで表現する…
これからの数カ月でちっぽけな自分の殻を蹴り破る選手が何人出てくるか楽しみ。
踏ん張りどころでは、まぐれや幸運に恵まれる事を全力拒否したいと思う。
次に跳ね上がった時、それは間違いなく全て君達の実力であり、手に入れた「人としての底力」だ。
だからこそどうにもカッコがつかない今こそが大切。
この負荷を明るく逞しく背負い乗り越えた選手を笑って次へと送り出したい。
4月。新しく22名の仲間がチームに加わった。
なんとも面白いサッカー小僧達が集まった。
こういう面白い仲間と出会える運だけは抜群だと思う。
この時期は毎年やはり「縁」を強く感じる。出会えることは幸せだ。
それは年齢ではない。
自分が何歳になっても、相手が何歳であっても、お互いに好きなサッカーで仲間が出来ることは嬉しい。
まずは何よりも仲間を思える強さと優しさを大切にしてほしい。
そしてただのゆるい友達ではなく競い合い切磋琢磨できる逞しい関係をじっくりと育んでいこう。
彼らの少年期を支えて送り出してくれたいろんな指導者の方にも、その成長を楽しんでもらえるように…一緒に頑張っていこう。
ラドソン滋賀の2022が本格的に始まりました。
応援よろしくお願いいたします。