高円宮杯滋賀県大会 決勝戦。
vs 京都サンガF.C.U-15 SETA滋賀
前半0-1
後半1-0
延長0-0
PK戦4-2
前半に今大会初めての先制点を奪われ、追いかける展開。
後半、同点に追いつき延長戦へ。延長戦でも決着がつかずPK戦。
PK戦に勝利し優勝。
選手達にとって凄くしんどくて凄く充実した試合になった。
対戦相手は今大会を通じて非常にタフでパワフルに成長しているチーム。何より精神的にも貪欲に戦い続けチームを鼓舞できる選手が多い。ラドソンと比べると彼らは随分と大人に見える。
この1週間「まずはタフに戦い抜く、という部分ではしんどくても理屈抜きで頑張れないと試合が成立しないかもしれないな。正直言うと一気にのまれる可能性もある。だから運動量や接近戦でも一歩も引かない気持ちがベース。それはパワーだけの戦いではないから君達らしく工夫をしよう。更にその上でジワジワとでもゲームを創り握る事が出来なければかなり分が悪い。そこは全員のチャレンジ精神と度胸、その連続性がポイントになるな。まぁそれをずっと磨いてきたんだから自信を持とう。その部分でポジティブに遊び心を持って楽しめればきっと面白い試合になる」と伝えて準備に入った。
100分間、選手達は非常に良い表情でタフに決勝戦を楽しみ続けていた。
80分でも延長戦でもPK戦でも、いつ負けていても心の底から褒めてあげたい試合だった。
選手達の気持ちという部分では、この1年間で一番何も心配せずに観る事が出来た。
決勝戦を楽しみ抜く準備を一人一人がし、試合では終始仲間を本当に大切にしているなと感じられる場面が多かった。これは勝つ事よりも誇らしく、そして嬉しいことだ。
またこのメンバーで切磋琢磨して強い相手と試合をする準備が出来る。
それは凄く楽しい時間。
ありがとう、と選手には伝えた。
今大会、たくさんの方に応援をしていただきました。
本当にありがとうございました!