3月にU15を送り出し、4月には新しい仲間が入団した。
節目が大切なのは理解しているが送り出す「節目」が苦手だ。
卒団していった彼らの中学最後の1年間は新型コロナウイルスが社会を翻弄している大変な1年間だった。
県内リーグは1回戦制の11節、高円宮杯、秋に代替開催となったクラブユース選手権関西大会、フットサル選手権関西大会…と1試合1試合を大切にしてきた彼らはいろんな意味で成長した。
これからの彼らの高校年代の3年間は、出来ることならワクチンが最大の効果を発揮し、サッカーだけでなく修学旅行や学校行事などで心配なく多くの素晴らしい経験が出来る3年間でありますように。
毎年、送り出す時には「もっとたくさんの事を上手く伝えたかった」と思う。
その気持ちになるから節目が好きではないのだけど。
厳しく接した。でもまだまだ甘かったのかもしれない。
彼らがこれから経験する高校サッカーは更にリアルな競争が待っている。
自分と向き合う事を避けてきた人には相当厳しいだろう。
だからへこたれそうになった時は「これこそが望んだ経験だ」と前を向いてほしい。
そこが圧倒的に届いていない、足りていない経験だ。
とことん頑張れ。そして楽しんでほしい。
また成長してグランドに会いに来てくれ。
素敵な色紙をありがとう。